うつ病の原因と治療方法|心の病に対する理解を得る

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心的症状について理解する

医者

うつ病というのは、日本国内において年々患者数を増やしている心の病です。患者数の増加に伴い、その病名も広く知られるようになりました。しかし、病名は知られているものの、心の病というのは健常者の方には理解されづらい病気です。数多くの人の中には、うつ病を始めとした様々な心の病に対して、「甘え」や「個人の性格の問題」という考えを示している人がいます。もちろん、その考えに医学的根拠はなく、個人の価値観によるものです。ここでは、うつ病を正しく理解するために、その症状について知っていきましょう。うつ病の症状には、抑うつ状態の継続(重度の気分障害)、意欲や思考の低下、罪悪感、自殺念慮等の心的症状を始めとして、睡眠障害や食欲不振・過食、精神運動機能障害、無気力症状といった身体的症状も現れます。このように、うつ病を患ってしまった時には様々な症状が現れるのです。多くの人はうつ病の症状に関して、心的症状のみが現れるとイメージしているものかと思います。それは、この病気が心の病と呼ばれていることが理由でしょう。しかし、実際には心的症状だけでなく、前述した通り身体的症状も現れるのです。まずは、心的症状について詳しく説明していきます。

心的症状における抑鬱状態の継続というのは、気分障害によるものです。気分障害に陥ると、自身の感情がコントロールできなくなってしまいます。例えば、嬉しい時に喜ぶことができなくなり、辛いことがあった時に悲しむことができなくなるのです。うつ病における気分障害では、基本的に激しく気分が落ち込んだ状態(抑鬱状態)から抜け出せなくなってしまいます。この症状は毎日、朝方から夕方に掛けてこの症状が現れると言われているのです。次に、意欲の低下について知っていきましょう。誰しも、何かしら行動をする時には「意欲」が無ければ動けません。それは、些細な行動に関しても同じです。お腹が空いたから料理を作る、というのも意欲が無ければできないでしょう。この心の病を患うと、その意欲が著しく低下してしまうのです。この症状が現れた時には、日々熱中している趣味・娯楽に対しても、興味・関心が無くなってしまいます。これは、突然劇的に現れる症状であるため、周囲がうつ病なのではないかと疑うきっかけになる症状です。思考の低下に関しては、文字通り考える力が弱まってしまうことを指します。これは集中力にも影響するため、家事・仕事・学業において支障をきたす症状となるでしょう。最後に、自殺念慮についてです。自殺念慮というのは、「死にたい」といった気持ちが強くなる症状になります。この症状が現れた時、最も注意すべき点は「死にたい」という気持ちが薄れた時です。症状が改善されたかのように思われますが、実際には「意欲の低下」が重症化したことにより、死ぬことに対する気力すらも失われた状態になっている可能性が高いのです。これらが、この心の病における心的症状になります。様々な症状が現れ、その全てが日常生活に影響を与えるものとなっています。これらは「甘え」や「個人の性格の問題」ではなく、うつ病により発生する症状です。適切な治療を受けることによって、改善することができるでしょう。

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